
私はOLを3年間やった後に念願の外資系スチュワーデスとなり世界に飛び回っておりました。そんな生活を5年間ほど続けたあたりから航空会社は不況の時代へ突入し、契約社員だった私にもそのとばっちりがいきなりやってきました。それは忘れもしない2003年8月・・いきなり我が家に赤紙が届いたのです。同期の契約社員は既に赤紙を受け取って辞職しており私も「時間の問題かも」とは思って心の準備はしていたものの大好きな仕事を話すことはとても辛く今後どうしていくかということに胸をキリキリさせておりました。そんな中、フランスで暮らす彼(現在の旦那)が「フランスで暮らしてみれば?」と言ってくれ2ヵ月後の10月にフランスで生活していくことを決めました。早速プライベートの語学教室を探し仕事のない日はフランス語漬けの生活が始まりました。先生はイタリア系の女性でフランス語も完璧なのでいいのですが何しろこの教室には国籍不明の方、そして猫10匹が出入りしていてなんだかとても不思議な空間でした。それでも安くたくさんプライベートで勉強したい私にはほかの教室を選ぶ余裕などありません・・しばらく通っているとその日先生は国際電話をしなくちゃいけなくなったからこの部屋でこの人(ペルー人)とお話しててといきなり部屋に二人っきりに。片言の日本語ができる彼は気を使って話してくれるのですが何しろ時間のない私はふてくされた態度。見かねた彼は「どうしてあなたはそんなにいらいらしてるの?なんでそんなに急いで語学を習得したいの?」と聞いてきました。私が「仕事が8月でなくなってフランスになるべく早く行きたいから」と答えると彼は「OHNO!可愛そうに!仕事がなくなるのは大変だ!俺が何とか今自分が勤めてる社長に頼んであげるから安心して」と言ってきました。「あ、心配要りません」といっても鼻息荒い彼には聞こえない。。その4日後また語学教室に行くとその彼がいて「今日社長に会いに行かないか?」と聞いてきました。私が「ところであなた何の仕事してるの?」と聞くと「ダンボールを組み立ててステッカーを永遠に貼っていく仕事」だという!そしてその人材求人を男女問わず募集しているのだとか。。その日ワタクシは本当に丁重にお断りしました。彼の優しさは嬉しいのですが、何しろ私は日本で産まれ育った日本人で、そこまで仕事のチョイスに困ってなかったので、まさか国籍の違う彼に日本で仕事を紹介されるなど思わなかったことで、忘れられない一件となりました。笑
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